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土用の丑の日


助六

「先生、もうすぐ土用の丑の日ですね。」


純基先生

「うなぎだな。」


⸻


助六

「やっぱり、うなぎですよね。」


純基先生

「いや、“う”だ。」


⸻


助六

「“う”?」


純基先生

「昔はな。


“う”の付くものを食べると


暑さに負けないと言われていた。」


⸻


助六

「うなぎだけじゃない?」


純基先生

「うり。


梅。


うどん。


そして、うなぎ。」


⸻


助六

「じゃあ全部食べれば最強ですね。」


純基先生

「胃袋と相談だな。」


⸻


助六

「先生は何を食べます?」


純基先生

「市場に来れば決まってる。」


「その日、一番うまいものだ。」





『江戸名所道戯盡 三十 両國米澤町』

歌川広景|辻岡屋文助版安政6年(1859年)


『江戸名所道戯盡 三十 両國米澤町』より


東京都立図書館所蔵




夏の「う」を探せ!


土用の丑の日といえば、うなぎ。

けれど昔から、夏の土用には名前に「う」の付くものを食べて、暑い季節を元気に乗り切ろうとする習わしがあります。


うり。梅。うどん。うなぎ。

市場を歩けば、まだまだいろいろな「う」に出会えるかもしれません。


この夏、あなたならどんな「う」を選びますか。

市場で見つけた、とびきりの「う」。

夏の味を探しに、ぜひお越しください。



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